心と体のヨガをしよう!」でもお話したとおり、
「体」にフォーカスする「アーユルヴェーダ」の考えでは、
世の中の全てのものは3つの性質を持っている、と伝えられています。

人などの動物はもちろん、日ごろ口にする食べ物、スパイス、朝昼晩などの時間、季節なんかにもこの3つの性質があるのです。
それを「トリドーシャ(サンスクリット語)」と言います。

このトリドーシャ、どれか一つだけを持っているということはなく、
その3つの要素がいろんなバランスで存在しています。

3つが同じ比率で存在している事はとても珍しいことで、
たいていはその中の1つあるいは2つの性質が強く表に出ることが多いようです。

人に関して言えば、生まれもってある性質(プラクリティ)と、
日々の生活や環境によって変わってくる性質(ビクリティ)を持っています。

根っこにある性質は同じでも、生活環境や生活習慣、精神状況や季節によってもドーシャは繊細に変化していきます。
不思議ですよね。

ではその「3つのドーシャ」とは何なのか、ちょっと軽く見て見ましょう。

●ヴァータ(ワータとも)
「空」「風」の2つの要素で構成されている性質。
要素からもイメージできる通り、動きだったり軽さ、乾燥などの働きを持っています。
…ヴァータの性質が強い人は行動力があり、頭の切り替えも早く、何でもこなしてしまいます。
 この性質が乱れてしまうと心が不安定になり、体も乾燥しがちになるので病気になりやすくなります。

●ピッタ
「火」「水」の2つの要素で構成されている性質。
紙が燃えて灰になるように、ものの性質を変換する働きがあります。
…ピッタの性質が強い人はアグレッシブで強い意志を持ち、リーダシップをとることに長けています。
 この性質が乱れてしまうとやたらカッカ・イライラしたり、皮膚炎症などを起こしやすくなったりします。

●カパ(カファとも)
「水」「土」の2つの要素で構成されている性質。
結合・滋養や維持、潤滑油のような働きもします。
…カパの性質が強い人は物静かで落ち着きがありストレスを受けにくいという現代人にはうらやましい要素を持っています。
 この性質が乱れてしまうと動きたくなくなったりやる気が失せてしまい、肥満につながることもあります。

※細かいドーシャについては追々ブログにあげていきますね。

皆様の周りにも上記に当てはまるような人、いらっしゃいませんか?
おしゃべりが大好きで、話がコロコロ変わって最初と最後の会話の内容が全然変わってしまうような人。
気合十分で「俺についてこーい!」みたいな親分肌の人。
物静かだけど一つのことをコツコツ気長に続けている人。

この3つのドーシャがあることを知ることによって
自分の体質、性質が何なのか、また、どんな考え方をしがちなのか、どんな病気にかかりやすいのか
…などなどを知ることも出来ますし、
「あの人はきっと○○の性質を強く持ってる人なんだ」
と分かることによって、相手に関して寛容になり、
今までとはまた違うポジティブな人間関係を築いたりすることも出来るかもしれません。

ご自身の体質について、今すぐ調べたい!という方は
以下のサイトでチェックしてみるのも良いかもしれません。
http://www.ayurvedalife.jp/constitution_diagnosis_of_ayurveda.aspx
先にお話したとおり、ご自身の状況や季節によっても結果が変わったりするので、
ちょくちょく見てみるのもいいかもしれませんね!

※因みにインドには代々アーユルヴェーダの医療に従事していらっしゃる方がいて、
 その家系でしか伝承しない、ドーシャのチェック方法があるのです。
 血脈をみて見分けるそうですが、脈を診てほんの数分で
 その人の体質からクセ、過去に何があったのかまで分かってしまうそうです。びっくりですね!